設定メモ シオン

【基本情報】

名前:シオン・フランツェ

出身:パンタシア

所属:ナイツロード本部 槍課斥候分隊G-Clef

 

【生体情報】

種族:地族無種(ノービス・人間)

性別:

年齢:17(異暦102年時点)

生年月日:異暦8561

身長:158cm

体重:49kg

 

【性格】

・好きなもの

英雄 刀剣 料理(ただし極度の味音痴) 英雄譚

・嫌いなもの

非人道的行為、及びそれを行う者 魔族

 

・概要

誰かを助けられる、誰かを救うことが出来る『英雄』に憧れ、それを目指す少女。

基本的に善良で真面目、困っている人を放って置けない。人当たりがよく、物腰柔らかで、誰とでも分け隔てなく接する。魔族は苦手だが、敵対していなければ"それはそれとして"で接することができる。

どこか人間味のなさや空虚さを感じさせることがある。悪く言えばつまらない人間。

 

肩まで届くほどの黒髪を後ろで括り、釣り気味の黒目。これといった特徴は無いが、顔立ちは整っている方である。首に白いスカーフを巻いていること以外は服装への拘りは無く、大体いつもナイツロード制服を身に着けている。凹凸に乏しい体型、良く言えばスレンダー。

 

故郷がVICEによって襲撃、略奪され、家族や友人を全て失った。その際に英雄機関に命を救われたことをきっかけに、英雄を志すようになった。

英雄となり多くの人を救うには自分はまだまだ力不足と考えており、自らを鍛えるためナイツロードに入団した。

どうしても救えない命は見捨てざるを得ず、どうしても殺さなければならない相手は殺す、と本人は思っている。実際に出来るかどうかは別。

強烈なトラウマと英雄への執着、鍛錬ばかりの日々の影響で年頃の少女らしい感性は失われている。

 

優れた観察眼を持ち、相手の剣術の模倣を得意とする。戦う相手の全ては師という考えのもと、より多くの人と戦い、技術を吸収しようと努めている。

戦闘スタイルに拘りやプライドが全くと言っていいほど無く、使えるものはなんでも使う。

また、感情の制御に長けており、魔族への憎悪に駆られていたとしても、冷静な判断をすることができる。

 

後述する異能のために魔剣を収集しており、そのうち刀剣マニアになっていた。毎日手入れは欠かさない。

料理に自信があるようだが、極度の味音痴のため、見た目と栄養価以外が非常に怪しい料理が出来上がる。

 

【経歴】

・略歴

異暦85(0)

パンタシアのとある街の、そこそこ裕福な家庭に生まれ、普通の少女として育つ。

 

異暦94(9)

魔族による襲撃。英雄機関に命を救われる。

復興作業に協力していた流浪の老剣士に師事、半ば無理やり同行する。

 

異暦99(14)

病により老剣士が死亡する。ナイツロードへの入団を決意。

 

異暦100(15)

ナイツロード入団。紆余曲折の末、槍課斥候分隊G-Clefに配属される。

 

異暦102年(17歳)

現在に至る。

 

 

【交友関係】

◇ナイツロード

・フィリアス・ミューレイド

上官であり、信頼する師の一人。その高潔さを見習いたいと思っている。

 

テルモ・ナンジャス

同僚なので仲良くしたいと考えているが、人を見下すような態度はなんとかしてほしいと考えている。実力は信頼している。

 

・ダンツ

そこそこ仲良くできている同僚の一人。その慎重さには見習うべきものがあると思っている。実力は信頼している。

 

・カトル・フロンヒール

医務室の常連なのでよく顔を合わせる。名前は覚えてもらえていない。

 

保有能力】

 

能力名:瞬間剣創《クリエイション・ブレイズ》

種別:エフェクト

 

効果:

イメージした剣を手元に生成する。

シオンが剣であると認識している、かつ強く鮮明にイメージすることが出来るものであれば、生成出来る剣に制限は無い。

しかし、生半可なイメージでは失敗してしまうので、実質的に「実際に振るったことがあり、その機能を理解した剣を生み出す」異能となっている(唯一の例外を除く)

 

射程:

生み出す剣によってまちまち

 

持久:

生成出来る数に限りは無いが、強いイメージが必要なので、慣れない武具を使い過ぎると単純に疲れる。

生成した剣は、シオンの手を離れておよそ1分経つか、消滅しろと念じれば跡形もなく消滅する。

 

総評:

様々な剣や魔剣を駆使することにより、多種多様な戦術を取ることができ、戦い続けることで無限に進化する。強力な異能だが、結局は使用する本人の技量が問われる。

 

 

能力名:即席剣鍛《インスタント・ソード》

種別:エフェクト

 

KR入団当初にシオンが有していた能力。『瞬間剣創』の一部。

 

効果:

剣をイメージすることで、手元にシンプルなショートソードを生成する。大きさをある程度変えることもできる(概ね、ダガーとロングソードの間の範囲)

 

以降は『瞬間剣創』に同じ。

 

 

 

能力名:コスモ・インヴァージョン

種別:エフェクト(?)

 

効果:

空想が内的宇宙を侵蝕し、現実と反転する。

即ち、シオンが認識できる範囲において、シオンが思い描いた事象を発生させる。生成できるものは生物・非生物問わず限りが無く、強いイメージという工程すら必要ない。

『即席剣鍛』も『瞬間剣創』も、この力の極々一部でしかない。

 

シオンは無意識下でこの能力を封印しており、自身に眠る力を知覚することはない。だが、生命の危機や感情の昂りに呼応し、段階的に異能を行使できるようになっていった。それが『即席剣創』や『瞬間剣創』である。

その所業はもはやイグジストに匹敵するものであり、ただの少女であるシオンがそのような異能を持つことは許されるはずがない。よって、『即席剣鍛』を使えるようになった時点から、シオンの存在は緩やかに崩壊している。シオンが己の真の力を解き放っていくたびに、崩壊は加速度的に早まる。

味音痴は味覚障害が原因。それ以外にも、嗅覚や記憶能力に異常が見られる。それらはシオンが崩壊しつつある何よりの証拠である。

 

【装備】

・能力を持たない剣

基本はショートソードを使うが、投擲用の短剣など、剣であれば種類を問わず使いこなす。

 

KR式バックラー

 

・煌剣エトラ

かつてシオンを救った英雄が所持していた魔剣。

平時は柄と鍔の部分しか無いが、一度振るえば1m超ほどの光の刃が現出する。

その刃は如何なる物をも両断し、あらゆる防御手段を無意味とする。

シオンはこの剣に触れたことすらないが、英雄に救われた日の出来事がシオンの記憶に深く刻み込まれているため使用可能。しかし、ごくわずかな間しかイメージを保てない。

本物は英雄の死亡と同時に失われている。

 

・灼剣フランレ&凍剣グランソス

焔の魔力を宿すフランレ、凍てつく魔力を宿すグランソスの雌雄剣。

それぞれ超高温、超低音の刀身を持つ。刀身に触れているものにしか影響はない。

 

・シュネーグの空裂剣

カットラスに近い、湾曲した刃を持つ片手剣。振るうことにより、前方およそ10mの範囲までに斬撃を飛ばすことが可能。

 

・ミリ・ラティスの穢れなき刃

透き通るような刀身を持つ魔剣。斬撃を視認しづらい。

魔力を代表とする超常の力が刀身に触れた時、それを吸収する。そのまま消滅させる、或いは逆に放つことが可能。

ガラスのような材質で物理的衝撃に弱く、壊れやすい。

 

・ヒゾルクの毒牙

毒竜ヒゾルクの牙を刃として加工し、柄をとり付けた物。刀身にはヒゾルクから分泌されていた毒が染み付いており、生物の細胞を死滅させ、あらゆる物を溶解させる。

 

・顎門剣ガンゼイン

歯のような櫛状の峰を持つ短剣。ソードブレイカー。受ける刃に合わせて自在に変形し、一般的なソードブレイカーでは受けられない、刺突剣以外にも対応する。そして刃を捕らえた途端に再度変形し、まさしく顎門のように噛み付き、離さない。

 

バジリスクゲイズ

傷をつけた生物を石化させるダガー。刃に込められた魔力が傷からじわじわと石化の範囲を広げていく。

相手を行動不能なまでに石化させるには時間を要するが、防御、解除共に手段が限られている。

不慮の事故などで自分が石化してしまう可能性もあるため、使用は慎重。

 

・傀儡刃ノイラムエッテ

使用者の思考と連動し、糸で操られているかのように空中を自在に飛び回る魔剣。

実戦で使うには、同時並列思考が必要不可欠。

 

・蜃気楼の魔剣カズィフ

確かに存在しているが、触れることのできない刀身を持つ魔剣。

振るう者の意思に応じて、実体と幻影の刃を切り替えることができる。

 

・ドット・リゲイル・レプリカ

フィリアスが所有する音の魔剣。シオンは一度この剣を握らせてもらったことがあるが、その真価を発揮することができなかった。そのためガワだけしか模倣できない。

他多数

 

総評 多分B+くらい

 

キャラデザイン及びイラストはうまそうす騎士丼すさん